子ども好きの看護師に人気のある科目の代表は小児科です。そこで、今回は小児科における看護師の役割について話てみたいと思います。
0歳児から18歳くらいまでの年齢層の患者が訪れるのが小児科ですが、看護師の仕事はそれと同じくかなり幅広いと言えます。幼い子供の治療とその説明から、成人に近づいた思春期の子どものメンタルケアまで、看護師は様々な仕事を担当します。
そのため、まず第一に求められることは子どもへの愛情です。また、時には厳しく子どもたちを導く精神力や看護師としてのスキルも欠かせません。不安を抱える子どもたちのために、医師だけではケアしきれない部分をカバーしなければならないため、看護師役割は非常に大きいと言えるでしょう。
しかし、小児科で働くことには大きな魅力があります。子どもの成長を見守れるだけでなく、仕事を通して、患者に対する観察力や医療処置のスキルが上がるからです。子ども用の医療機器は大人用のものに比べるとサイズが小さいため、より細やかな作業が求められます。そのため、それらを使いこなしていくうちに、自然と処置のスキルが磨かれるのです。
また、幅広い疾患に対する知識を得られるのも、小児科で働く上でのメリットでしょう。精神障害や骨折、アレルギーなど、小児科がカバーする領域は多岐にわたります。すべてに対応し、どんな場合にも子どもとその家族が安心できるような正しい処置を行うことが求められるので、看護師として成長するためにはこの上ない環境かもしれません。子どもが好きで、その発育や看護に興味があるならば、ぜひ小児科勤務という選択肢を視野に入れてみてください。